2004年03月18日

鑑定講座

この記事では未鑑定アイテムの鑑定についての考察を述べていきます。
ただし、実際のゲームに於いては様々な状況が考えられるので、常に以下の手順が最良であるとは言い切れません。あくまで指標の一つとして参考にしてください。

薬の鑑定

薬は序盤戦では最重要のアイテムの一つである。怪力の薬や怪我の治療の薬の一瓶が生死を分かつ鍵となることも少なくない。

未鑑定の薬は飲むことで確実に鑑定することができる。
当然のことながら『麻痺の薬』などをモンスターの目の前で飲むことは自殺行為となるので、試飲による鑑定は周囲に敵がいないことを確認してから行いたい。

ダンジョンに配置される薬には浅い階では生成されないものが存在する。この情報を意識していると鑑定の目安となる。

  • 『毒の薬』は地下2階以降で出現する。
  • 『突然変異の薬』は地下8階以降で出現する。
  • 『猛毒の薬』は地下12階以降で出現する。

まだ生成されない深度の階で『毒の薬』『突然変異の薬』が抽選された場合、配置されるのは『治療の薬』となる。このため浅い階での『治療の薬』の出現確率は非常に高い。

地下1階で拾った薬は周囲に敵がいないことを確認しながら、飲んで鑑定していく。
『毒の薬』は地下1階では出てこないため、基本的に薬で死ぬことはない。

地下2階以降では『毒の薬』が出現するため、手持ちに『治療の薬』がない限りは『毒の薬』を引く可能性を考慮する。地下1階で『治療の薬』が鑑定できなかった場合、3-5種類程度を溜めてから数が少ない薬から飲んでいくとよい。『治療の薬』は確率的に非常に多く拾えるために、数の多い薬を後に残すことで毒や腐敗にかかっても治療できる公算が高いのである。
(ちなみに、2番目に出現率が高いのは『怪我の治療の薬』である)

地下8階以降では『突然変異の薬』が出現し始めるため、地下7階を制圧したら、できれば手持ちの未鑑定薬は一通り飲んで鑑定すると良い。地下7階までの薬を鑑定済みであれば、それ以降の未鑑定薬に突然変異の危険があることを意識することができる。

悪い効果の薬を飲んでしまった場合はその後の対処が大切である。
『毒の薬』『猛毒の薬』を飲んでしまった場合は、命に関わりそうであれば『治療の薬』を飲んでしまおう。
『腐敗の薬』で腐敗病にかかった場合は、最大HPの減少が進行する前に『治療の薬』で腐敗を治療しよう。
『麻痺の薬』は……麻痺が消えるのを待つしかない。
『鈍重の薬』『混乱の薬』を飲んでしまった場合は、[SHIFT]+[5]の休憩で効果が切れるのを待つ。

反対に『怪力の薬』『透明化の薬』『スピードの薬』を飲んだ場合には一旦鑑定を中止して、薬の効果を利用しながらフロアに残ったモンスターを狩るといいだろう。

巻物の鑑定

巻物も重要な物資である。
テレポートや瞬間移動の巻物を鑑定済みか否かは、絶望的な危機を乗り越えることができるか否かにそのまま直結する。

薬と同じように、巻物にも浅い階では生成されないものが存在する。
重要な巻物を空費しないためには生成階を意識する必要がある。

  • 『焼き討ちの巻物』は地下4階から出現する。
    地下3階までにアイテム生成で『焼き討ちの巻物』が抽選された場合には『テレポートの巻物』に変更される。
  • 『召換の巻物』は地下4階から出現する。
    アイテム生成時に『召換の巻物』が抽選された場合は ( 4 / (現在の階数+1) ) の確率で『呪い識別の巻物』に変更される。
  • 『拷問の巻物』は地下7階から出現する。
    アイテム生成時に『拷問の巻物』が抽選された場合は ( 7 / (現在の階数+1) ) の確率で『呪い識別の巻物』に変更される。
  • 『*武器強化*の巻物』は地下4階から出現する。
    アイテム生成時に『*武器強化*の巻物』が抽選された場合は ( 4 / (現在の階数+1) ) の確率で『テレポートの巻物』に変更される。
  • 『獲得の巻物』は地下4階から出現する。
    アイテム生成時に『獲得の巻物』が抽選された場合は ( 4 / (現在の階数+1) ) の確率で『テレポートの巻物』に変更される。
  • 『殺戮の武器の巻物』は地下7階から出現する。
    アイテム生成時に『殺戮の武器の巻物』が抽選された場合は ( 7 / (現在の階数+1) ) の確率で『テレポートの巻物』に変更される。

最初の鑑定では、未鑑定の巻物が4-5種類程度溜まったら数が少ない巻物から読んで鑑定する。これは武器防具を呪う巻物よりも『解呪の巻物』の方が出現確率が高いためだ。
序盤に拾える巻物の中には高い確率で『テレポートの巻物』が、低い確率で『記憶喪失の巻物』が含まれている。前者はまだ敵がいる未踏破地点に飛ばされたら危険である。そして後者は踏破途中の階の地図をわやくちゃにされたら鬱陶しい。そろそろ鑑定しようということにしたら、制圧済みの階に戻ってから巻物を読み始めるのが無難だ。
巻物には装備強化系の物が数種類あるので、武器と防具は強化可能なもの、つまり魔術の杖やアーティファクト以外のものを装備してから読まなければ無駄にしてしまう可能性がある。
『鑑定の巻物』を引いた場合には、護符・指輪・巻物・薬の順番で鑑定するのが安定している。

さて、上の生成リストを見ればわかるように、地下3階と地下6階を境に巻物の生成が変化する。
地下4階以降では『焼き討ちの巻物』が生成される。これはキャラクターを中心としたファイアボールが爆裂する巻物で、結構なダメージを受ける上に巻物が燃える。
地下3階を制圧し終えたら、4階に降りる前に手持ちの巻物を一通り読んでおくといい。
そして地下4階以降で拾った未鑑定の巻物を読む時には、面倒ではあるが一旦全ての巻物を離れた場所に置いてから、未鑑定の巻物を1つづつ拾って読んでいくのが無難である。
地下6階制圧時にも巻物の鑑定をしておくと、『殺戮の武器の巻物』を拾った時にある程度の目星をつけることができる。エゴ武器やアーティファクトに『殺戮の武器の巻物』を読んでしまうと効果は発揮されない。この貴重な巻物を無駄にしないように注意しよう。

ワンドの鑑定

ワンドは中盤に差し掛かるまでに遭遇するオーガやセントールなどの強敵を乗り越えるための切り札となる。当然のことだが未鑑定ではいざという時に使うわけにはいかない。手に入れたワンドは必ず鑑定を済ませておきたい。
また、薬や巻物と違ってワンドには階の深さによる生成の区分が存在しない。このため拾ったワンドは片っ端から鑑定を試みていくべきである。

ワンドは鑑定条件を知悉することで『鑑定の巻物』を使わなくても鑑定することができる。ネズミや小蛇などの優れた能力がないタイプの弱小モンスターに撃って鑑定しよう。対象を強化する『加速のワンド』なども存在するために、オーガなどの強めのモンスターに使うのはお勧めできない。

以下に挙げる攻撃系のワンドは撃った時点で鑑定される。

  • 魔法の矢のワンド
  • 火炎のワンド
  • 冷気のワンド
  • 猛火のワンド
  • 凍結のワンド
  • 稲妻のワンド
  • 掠奪のワンド
  • ファイアーボールのワンド
  • でたらめのワンド

以下に挙げる強化呪術と転位術のワンドは、モンスターあるいは自分に撃った時点で鑑定される。

  • 加速のワンド
  • 透明化のワンド
  • テレポートのワンド

以下に挙げる弱体化呪術と変異術のワンドは、モンスターあるいは自分に効果が発揮された場合のみ鑑定される。これがワンドを(魔法抵抗が低い)弱小モンスターで試すべきもう一つの理由である。
この種類のワンドの効果がモンスターの魔法抵抗に阻まれた場合、『モンスターは呪文に抵抗した』とメッセージが表示される。
このうち『分解のワンド』だけは壁に撃って破壊することでも鑑定できる。

  • 麻痺のワンド
  • 混乱のワンド
  • 隷属のワンド
  • 変化のワンド
  • 分解のワンド

以下に挙げる2つのワンドは、(正しい対象に向けて振らなければ)メッセージが表示されないために種類の推測が可能である。これらメッセージが表示されないワンドは以下のように鑑定する。
『掘削のワンド』は壁に向けて振ることで横穴を穿ち、鑑定される。
『癒しのワンド』は傷を負った状態のモンスターあるいは自分に対して癒しの効果を発揮することで鑑定される。

  • 掘削のワンド
  • 癒しのワンド

万が一『変化のワンド』でモンスターが強敵に化けてしまう場合に備え、未鑑定ワンドの試し撃ちは標的と十分な距離をとって行いたい。

武器の鑑定

変わった未鑑定銘を持つアーティファクト確定の物以外は、欲しい系統の武器だけを拾って、装備することで鑑定する。武器には悪名高い歪曲エゴが存在するためだ。アーティファクト武器でも絶対に使いそうにもない系統の物は装備しないほうが無難だ。これはアーティファクトには知能 -5などのように、大幅に能力値を低下させる装備が存在するためである。Crawlでは装備によって能力値が0以下になってしまうとキャラクターはお陀仏だ。無駄なリスクは避けたいところである。

輝く武器あるいはルーンが刻まれた武器は修正値をもつ可能性が高いので、『解呪の巻物』を鑑定するまでは装備しないほうが良い。修正値はプラスとは限らないのだ。そして、マイナスの修正を持った武器はまず間違いなく呪いを帯びている。

武器の修正値は気になるところだが、これを知るためだけに鑑定の巻物を使うのは少し勿体無い。敵を何回か殴ってそのうちに鑑定されるのを期待するのがいいだろう。

杖の鑑定

武器と同じく装備するものなのだが、杖は装備しただけでは鑑定されない。
モンスターを殴ることで鑑定される可能性があるが、主力ではない武器を手にして殴ることはスキル経験値の無駄を発生させる場合が多いためにお勧めできない。
杖は手にした状態で魔法を使った際に、呪文詠唱スキルに従った確率で鑑定することができる。スキル経験値を使い尽くした状態で手持ちのレベル1呪文を唱えて鑑定するのがいいだろう。呪文詠唱スキルがゼロで、かつ杖の識別をどうしてもしたいような特殊な状況なら、殴って識別するよりは巻物で鑑定してしまったほうが無難かもしれない。

ロッドの鑑定

[E]発動し、[*]呪文一覧を表示することで鑑定できる。良いロッドを序盤に拾うことができれば大きな助けになる。

防具の鑑定

こちらも装備して鑑定する。メイジにとってのプレートメイルなど、絶対に装備しないようなベースの防具は試着を避けた方が無難だ。ただしアーティファクト防具は、その時点では呪文成功率の関係で装備できなくとも、終盤に耐性の穴を埋めるのに役立つ可能性がある。

身につけたクロークが呪われていた場合には鎧の着替えまでも不可能になることには注意する。また、防具の呪いは変身呪文の一部を阻害してしまう。

Dungeon Crawlでは鎧の着・脱には数ターンを要する。この間にはキャラクターが完全に無防備になるため、モンスターに接近されると助からない場合が多い。防具の試着はできるだけダンジョン内に制圧済みの一角を確保してから行うようにしたい。

指輪の鑑定

装備することで識別できる種類の指輪が幾つか存在する。腕力の指輪や躱し身の指輪などの数値を持つタイプの指輪だ。しかしマイナス数値や邪魔な効果を持つ指輪はほぼ確実に呪われているので、『解呪の巻物』なしでは試着すべきではない。
試着しても効果が分からなかった指輪には『鑑定の巻物』を使う。特定属性への弱点をもたらす氷の指輪や炎の指輪を未鑑定状態でうっかり装備していると、氷や炎の魔法・ワンド・ブレス攻撃であっさり殺されてしまう可能性がある。未鑑定状態の指輪を装備し続けるべきではない。

護符の鑑定

殆どの護符は装備しただけでは鑑定できない。それでも、『解呪の巻物』よりは『鑑定の巻物』の方が物資として大切なので、解呪が余っているようなら装備してから鑑定してもいいかもしれない。
基本的には『鑑定の巻物』は優先的に護符の鑑定に回そう。護符には有ると無しではくっきり明暗を分けるような大きな効果を持った物が多くあるためである。

『鑑定の巻物』で何を鑑定する?

基本的には手持ちの護符と指輪の鑑定を済ませたら、『鑑定の巻物』は他の物には使わずに温存した方が良い。
ただし、『鑑定の巻物』は一定確率でアイテムの連続鑑定をしてくれる場合があり、これが起こると何を鑑定しようか意外と迷ってしまうものである。参考として、私的な優先順位を書いてみる。

  1. 護符
  2. 指輪
  3. 巻物
  4. ワンド(チャージして使っていきたい種類の攻撃系ワンドなど)
  5. 修正値未鑑定の主力武器

護符は装備するだけでは効果が分からないものが多い。指輪は炎や氷などの特定元素への弱点つきのものを知らずに装備してしまうのが危険だ。巻物の鑑定は運がよければ貴重な緊急回避手段である『瞬間移動の巻物』や、ワンドをチャージする『魔力充填の巻物』を鑑定できるかもしれない。薬も勿論惜しいが、これらは飲むことで確実に効果が判明するために優先度は巻物より低い。また、悪い効果の薬の影響は大したことがないものが殆どであるために、鑑定の旨みが少ないのだ。チャージして使っていく予定のワンドは使用回数を知っておくと安心である。もしもここまでに該当するものがなければ、主力武器の修正値を知っておいて強化の巻物の使用計画を立てよう。